死神(しにがみ)のカードに描かれているのは、死神が死人の魂を集めるために地上にやって来た場面です。 地上には水没した人の手や頭蓋骨などが見えており、複数の死者がいるようです。 どんな人生であっても、死を迎えたらそこで終わりとなります。
死神のカードは、終わりを象徴しています。 死神のカードの画面内には終わりを迎えた人たちがいる一方で、朝日が昇って新しい一日が始まろうとしています。 何かが終わった瞬間にも、新しい何かは始まろうとしているのです。
死神のカードの正位置が出た場合には、続けてきたことが終わりを迎えると受け取ります。 有無を言わさぬ強制終了であり、思い残したことがあっても元通りには戻せません。 終わりを迎えたことを悲しく感じるかスッキリするかは人や状況によるでしょう。
死神のカードの逆位置が出た場合には、生まれ変わる、新しく始まると受け取ります。 死が容赦なく終わりをもたらすのは確かですが、死と再生は隣り合わせにあります。 何かが終わりを迎えても、状況や心境が変化して新しい何かが始まるのです。