愚者(ぐしゃ)のカードに描かれているのは、若者がわずかな荷物を持って旅をしている場面です。 彼は空を見上げながら崖の上を歩いており、今にも足を踏み外してしまいそうです。
愚者のカードは、無邪気さを象徴しています。 若者が手に持っている白いバラの花言葉は「純粋・無邪気」であり、物事を楽観的にとらえて深い考えなしに行動する人物として描かれています。 良く解釈すれば先入観にとらわれない自由さ、悪く解釈すれば軽はずみな言動をする愚かさです。
愚者のカードの正位置が出た場合には、自由気ままで先入観のない状態と受け取ります。 物事を楽観的にみていて、何事もポジティブにとらえられます。 過去の常識にとらわれておらず、他の人が思いつかないような大胆な発想ができるかもしれません。
愚者のカードの逆位置が出た場合には、思慮が足らず軽はずみな言動をしかねないと受け取ります。 自分では良かれと思って行動していても、常識ある人の目には浅はかに映るかもしれません。 足元が見えておらず、うっかり危険な行動をとりかねない状態です。