隠者(いんじゃ)のカードに描かれているのは、山の頂のような場所に立つ老人がカンテラで下界を照らし見ている場面です。 彼は俗世間から離れて独りで暮らしているようです。 自分自身と対話するように内省的に過ごしているのでしょう。
隠者のカードは、内省的になることを象徴しています。 精神世界を大切にして、自分自身の内面を見つめ直している状態です。 物事をしっかりと考えるようになり、言動には深みが出てくるでしょう。 一方で、閉鎖的になってネガティブ思考になりやすい側面もありそうです。
隠者のカードの正位置が出た場合には、内省的になっていると受け取ります。 世間の喧騒や忙しい日々から離れ、静かに過ごしたくなっているかもしれません。 このタイミングで自分自身の内面を見つめ直して、これからの人生を模索してみるのも良いでしょう。
隠者のカードの逆位置が出た場合には、閉鎖的になっていると受け取ります。 人との関わりを避けて、引きこもっていたい気持になっているかもしれません。 独りで思い詰めていると思考がネガティブになりやすく、かえって迷いが多くなりそうです。