教皇(きょうこう)のカードに描かれているのは、教皇に向かって2人の修道士がひざまずいている場面です。 教皇は2人の修道士を祝福または罪を許しています。 2人の修道士は教皇に対して深い信頼を寄せているようです。
教皇のカードは、人間的な優しさや寛大さを象徴しています。 他人に対して優しさや寛大さをもって接したり、誰に対しても分け隔てのない公平な対応することを表します。 そうした対応を心掛けることで、相手からの信頼が得られるのでしょう。
教皇のカードの正位置が出た場合には、優しさや寛大さに触れる暗示と受け取ります。 自分自身がそれらを発揮するかもしれないし、そうした気持ちを持った人物が近くにいるのかもしれません。 どちらの立場になるにしても、相手を信じる気持ちがポイントとなるでしょう。
教皇のカードの逆位置が出た場合には、心の狭さが出てしまっていると受け取ります。 相手の短所が許せなかったり、相手の話を聞くのを面倒に思ったり、相手への気持ちを出し惜しみしたりといったことです。 良かれと思って相手に善意を押し付けてしまうこともまた心の狭さから来るのかもしれません。