女教皇(おんなきょうこう)のカードに描かれているのは、白と黒の門柱の前に僧衣を着た女性が座っている場面です。 白と黒の門柱は礼拝所の象徴で、彼女が聖域にいることを表しています。 手に持っている巻物は学問の象徴で、彼女の高い知性を表しています。
女教皇のカードは、知性や精神性の高さを象徴しています。 感情ではなく理性で物事をとらえ、知識に照らしながら冷静に判断できる状態です。 一方で、分析し過ぎて批判的になったり、わずかなズレが許せないような神経質さにもつながりやすい状態でもあります。
女教皇のカードの正位置が出た場合には、精神性が高まり内省的になっている状態と受け取ります。 世間の喧騒を離れ、清らかな気持ちで物静かに過ごしたくなっているかもしれません。 知識欲が高まっている時期なので、集中できる場所で学問や読書などに没頭して過ごすのも良さそうです。
女教皇のカードの逆位置が出た場合には、冷静になり過ぎて感情が不感症のようになっている状態と受け取ります。 物事を理性的に分析するあまり、批判的になりやすい状態です。 また、突然ヒステリックなるなど、感情のコントロールがうまくいかないことがあるかもしれません。