月(つき)のカードに描かれているのは、月の光がしずくとなって地上に降り注いでいる場面です。 月に浮かんだ横顔は、何かを思い悩んでいるような、不安や迷いを感じているような表情をしています。
月のカードは、不安や迷いを象徴しています。 もやもやとした曖昧さを抱え、答えが出たと思ったらまた分からなくなるような状態です。 月が満ち欠けするように、心理状態が刻々と変化していきます。
月のカードの正位置が出た場合には、不安や迷いを感じていると受け取ります。 未来に不安を感じていたり、どうしたら良いのか分からず迷いがある状態です。 具体的な問題を抱えていなくても、もやもやした気分でスッキリしません。
月のカードの逆位置が出た場合には、もやもやした状態からスッキリしてくると受け取ります。 心のスキマが埋まり欠けていたものが満ちてきて、状況が徐々に好転していきます。 夢うつつの状態から現実の世界に戻ってくるような感覚です。