カップの7に描かれているのは、雲の上に7つのカップが浮かんでいる場面です。 カップに入っているのは、メデューサの首・聖なる力・蛇・城・財宝・名誉・竜といった手に入れたいものや恐ろしいものです。 これらを目の前にして、迷っている人物がいます。
カップの7は、迷いを象徴しています。 雲をつかむような話を妄想していても、何から手を付けてよいのか分からず迷うばかりでしょう。 やたら壮大なことを考えたり、やっぱり無理だと怖気づいたりして、時間だけが過ぎていくでしょう。
カップの7の正位置が出た場合には、なかなか気持ちが定まらず、迷うばかりで前に進めていない状態と受け取ります。 自分に都合の良い話だけを信じて、アレコレ夢想しながら現実逃避しているのかもしれません。
カップの7の逆位置が出た場合には、幻想から覚めて現実的になる暗示と受け取ります。 現実に向き合って、夢や理想の実現のために具体的な行動が始められそうです。 一方で、現実に引き戻されて幻滅する暗示とも受け取れます。