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タロットデッキの選び方

タロットデッキ

タロットデッキとは、タロットカードのワンセットのことです。 標準的なタロットデッキは、大アルカナ22枚+小アルカナ56枚=合計78枚で一組となります。

マルセイユ版とウェイト版

タロットカードには、大きく分けてマルセイユ版とウェイト版の2種類があります。 より歴史が古いのは、17世紀にフランスで成立したマルセイユ版タロットです。 主にフランスのマルセイユで生産されていたことから『マルセイユ版』と呼ばれます。

1909年、イギリスで『ウェイト版』が発売されます。 神秘主義者のA.E.ウェイトが考案、女性画家のP.C.スミスが絵を描いて制作されたタロットデッキです。 そのため『ウェイト=スミス版』とも呼ばれます。

タロットデッキの購入を検討したことのある方なら、 『ライダー版』と表記されたタロットデッキを見たことがあるかもしれません。 1909年に発売されたウェイト版タロットは、イギリスのライダー社から出版されました。 それに由来して、当寺の絵柄のままのウェイト版を『ライダー版』と呼ぶことがあります。 ライダー版とはつまり『元祖ウェイト版』というほどの意味です。

ライダー版タロットデッキ

現在の主流はウェイト版

タロット占いは絵柄の意味を読み取って、現在の状況などに当てはめて解釈していく占いです。 だから、何をモチーフにした絵柄がどのように描かれているかは大変重要です。

マルセイユ版もウェイト版もカードの内容や占い方は同じですが、絵柄に違いがあります。 マルセイユ版は、タロットの源流により近く絵柄も素朴な印象です。 ウェイト版は、絵柄が緻密になり洗練された印象です。

 
マルセイユ版の愚者    ウェイト版の愚者

また、小アルカナの数字カードは、マルセイユ版ではワンド(棒)・ソード(剣)・カップ(聖杯)・コイン(硬貨)が記号的に描かれるのに対して、ウェイト版ではすべてのカードに美しい絵柄が描かれています。

 
マルセイユ版のワンド6    ウェイト版のワンド6

現在、タロットカードの主流はウェイト版です。 これからタロット占いを始めるなら、まずは標準的なウェイト版タロットを入手されることをおすすめします。 タロットを解説した本はウェイト版を使っているものが多いので、入門書も選びやすくなります。

タロットデッキの選び方

はじめてタロットデッキを購入する際のポイントは、以下の3点です。

  1. 78枚入りのフルデッキ
  2. 約120×70mmのスタンダードサイズ
  3. 『ウェイト版』という記載のあるもの

一つ目のポイントは、78枚入りのフルデッキを選ぶことです。 初めのうちは大アルカナ22枚しか使わなくても、 後から小アルカナ56枚だけを買い足すことは難しいので、最初からフルデッキで購入しておくのがおすすめです。

二つ目のポイントは、約120×70mmのスタンダードサイズを選ぶことです。 きっちり120×70mmでなくても構いませんが、だいたいこれくらいが手に持ったときに扱いやすいサイズです。 他にミニサイズや大き目サイズもあるので、用途によってはこれらのサイズを選んでも良いでしょう。

三つ目のポイントは、『ウェイト版』という記載のあるものを選ぶことです。 ウェイト版は『ウェイト=スミス版』『ライダー版』『ライダーウェイト版』などと呼ばれることもあります。 もちろん、自分に合うなら『マルセイユ版』でも構いません。猫タロットやミュシャタロットなどの個性的なデザインのタロットカードに挑戦してみるのも楽しいでしょう。

おすすめのタロットデッキ

以下は、おすすめのタロットデッキ商品です。 できれば実物を触って確認できると良いのですが、最近はアマゾンなどで購入するのが主流かもしれません。 リンク先の口コミなどを参考にしてください。

Gammi タロットカード ウェイト版

標準的なウェイト版のタロットカードです。
「これを買っておけば間違いないでしょう。」とのこと。

A.E Waite タロット

標準的なウェイト版のタロットカードです。
裏面のデザインまで復刻したクラシックな雰囲気のカードです。

ユニバーサル・ウェイト・タロット

絵柄は標準的なウェイト版のままで変更なし。
彩色にグラデーションなどを使った美しいカードです。