ペンタクルのナイトに描かれているのは、鎧をまとった騎士が手に持った金貨を見つめている場面です。 彼は馬に乗ったまま立ち止まって、物思いにふけっています。 手に入れた金貨を見つめて、感慨にひたっているのかもしれません。
ペンタクルのナイトは、安定を象徴しています。 それまでに頑張ってきたことが実を結んで、何らかの成果が上がった状態です。 今までの苦労を思い出したり手に入れたものを嬉しく思いながら、成功を噛みしめています。
ペンタクルのナイトの正位置が出た場合には、目的を達成したと受け取ります。 今までの努力が実を結び、求めていたものを手に入れたのです。 戦いはいったん区切りとなり、いまは安定している状態です。
ペンタクルのナイトの逆位置が出た場合には、停滞していると受け取ります。 今までの努力は実らず、期待した成果は上がっていません。 努力のつもりが意味のない苦行になっていたり、単なる頑固に陥っているのかもしれません。