ペンタクルの5に描かれているのは、雪の降るなか2人の人物が教会の前を通り過ぎる場面です。 一人は背中を丸めた女性、もう一人は松葉杖をついた男性です。 それぞれに困窮を抱えていて、礼拝どころではないのかもしれません。
ペンタクルの5は、生活の厳しさを象徴しています。 主に金銭的な困窮を表しますが、精神的な行き詰まりや寒々しさも含みます。 貧困に苦しんだり世間から疎外されている気がして、寒々しく感じている状態です。
ペンタクルの5の正位置が出た場合には、金銭的、あるいは、精神的に困窮していると受け取ります。 金銭的な苦労を抱えて、精神的なゆとりまで失っているかもしれません。 あるいは、孤独感や疎外感を感じて、精神的な行き詰まりを感じているかもしれません。
ペンタクルの5の逆位置が出た場合には、見通しが立たないと受け取ります。 経済的、あるいは、精神的な困窮で、日々の暮らしが混乱している状態です。 どうすれば困窮から抜け出せるのか見当もつかず、絶望を感じることがあるかもしれません。