ペンタクルの6に描かれているのは、天秤を持った男性が人々に金銭を分け与えている場面です。 天秤は不公平にならないよう、皆に平等に配分するための道具なのでしょう。
ペンタクルの6は、奉仕活動やボランティア精神を象徴しています。 自分が持つ金銭・技能・労力などを提供して、困っている人々や世の中全体に奉仕します。 特定の相手への財産分配とは異なり、必要としている人々に平等に分け与えます。
ペンタクルの6の正位置が出た場合には、奉仕の精神があると解釈します。 自分だけではなく全体が良くなることを望み、そのために自分が出来ることを提供する寛大さです。 提供するのは金銭に限らず、何らかの技能であったり、精神的な奉仕も含まれます。
ペンタクルの6の逆位置が出た場合には、奉仕の精神がないと解釈します。 自分の持つ財産や技能などを抱え込み、必要とする人々がいても分け与えようとはしません。 どこか自分本位な態度が出てしまっており、ケチと呼ばれかねない状態です。