ペンタクルの8に描かれているのは、彫金職人が金貨のようなものをいくつも作っている場面です。 仕事に集中して同じものを作り続けている姿からは、彼の勤勉さが伝わってきます。
ペンタクルの8は、勤勉さを象徴しています。 ひとつひとつの工程をおろそかにせず、集中力の高さを維持して最後までやり切る姿勢です。 仕事への向き合い方はもちろんですが、人付き合いにおける心構えも含まれます。
ペンタクルの8の正位置が出た場合には、何かに専念して努力を重ねていると受け取ります。 根気のいる仕事、何らかの努力、人を思う気持ちなどです。 迷いなく集中し続ける姿からは、ある種の美しさが感じられるでしょう。
ペンタクルの8の逆位置が出た場合には、迷いがあり集中力を無くしている状態と受け取ります。 その結果として、仕事の手を抜いたり、努力に背を向けたり、礼節や誠意を欠いてしまうことがあるかもしれません。