ペンタクルの9に描かれているのは、優雅なドレスをまとった女性が鳥を愛でている場面です。 片手に鳥を乗せ、もう片方の手は積まれた金貨を撫でています。 彼女は、精神的にも経済的にも満たされた生活を送っているのでしょう。
ペンタクルの9は、優雅さを象徴しています。美しいものを愛でる心のゆとりです。 毎日の生活にあくせくするのではなく、精神的な豊かさを大切にして暮らしのなかに潤いや歓びを見出すことです。
ペンタクルの9の正位置が出た場合には、豊かな暮らしをしていると受け取ります。 経済的に不足なく精神的にも満たされた暮らしです。 そうした生活は、何らかの才能で手に入れたものかもしれません。 あるいは、魅力ゆえに誰かから愛されて経済的な援助を得ているのかもしれません。
ペンタクルの9の逆位置が出た場合には、不誠実な言動をしていると受け取ります。 裕福な生活がしたくて偽りの愛を語ったり、働きたくなくて誰かに依存し続けるような状態です。 誰かに経済的に依存していると、必要以上の贅沢や意味のない浪費が増えるかもしれません。