ソードの10に描かれているのは、地面に10本の剣が突き刺さった場面です。 赤い布が敷かれているのは、この場所に遺体が眠っていることを意味します。 ひとつの命が終わりを迎えましたが、向こうの空では夜が明けようとしています。
ソードの10は、終わりと始まりを象徴しています。 これまでの出来事は終わりを迎えましたが、それとは別の新しい出来事が始まっています。 終わりだけではなく新しい始まりの意味もあり、必ずしも悪いカードではありません。
ソードの10の正位置が出た場合には、これまでの出来事が終わりを迎えたと受け取ります。 今まで追い求めていた夢や希望が無くなったことを意味しており、まさに今が最悪の瞬間と言えるでしょう。 一方で、これ以上悪くなることはないと解釈することもでき、新しい始まりも暗示されています。
ソードの10の逆位置が出た場合には、新しい何かが始まりつつあると受け取ります。 今までの延長線上に起こることではなく、それを経て成長した自分に新しい出来事が起こるのです。 再出発の前途には明るいものが感じられ、予期せぬ幸運の予感もあります。