ソードの9に描かれているのは、暗い部屋のなかでベッドから起き上がった人物が顔を覆っている場面です。 いくら思い悩んでも現実は変わらず、絶望感に苛まれています。壁に掛けられた剣は、まるで頭や胸を突き刺しているかのようです。
ソードの9は、絶望感を象徴しています。 自分ではどうすることもできない問題を抱え、未来に希望を見出せない状態です。 やれることはやったけれど問題は解決せず、もはや悲しむことしかできない状態です。
ソードの9の正位置が出た場合には、絶望感に苛まれる暗示と受け取ります。 自分ではどうすることもできない問題が起こり、何にすがってよいか分からない状態です。 精神的に追い込まれ、深い悲しみを抱えて過ごすことになるかもしれません。
ソードの9の逆位置が出た場合には、不安や心配が和らぐ暗示と受け取ります。 問題が完全に解決しないまでも、時間の経過とともに気持ちが落ち着いてくるでしょう。 あるいは、人に陰口を言われているように感じるなど、疑心暗鬼の状態と受け取ることもあります。