ワンドの10に描かれているのは、男性が10本の棒を抱えて運んでいる場面です。 一度に10本の棒を運ぶのは重そうで、今にもバラバラと崩れ落ちそうです。 彼は多過ぎる荷物のために、足元しか見えていないようです。
ワンドの10は、重圧感を象徴しています。 一人で多くの問題を抱えこんでしまい、重圧感に耐えながらどうにか前に進んでいます。 抱えている問題が多過ぎて、どこへ向かっているのかも分からないような状態です。
ワンドの10の正位置が出た場合には、重荷を抱えている状態と受け取ります。 一人で抱えるには負担の大きい問題であり、このままでは長く持ちません。 自分には荷が重いことを正直に話し、誰かに助けてもらうのが良さそうです。
ワンドの10の逆位置が出た場合には、我慢の限界と受け取ります。 一人で抱えるには問題が重過ぎて、投げ出してしまいそうな状態です。 責任放棄になりかねませんが、助けてくれる人が現れなければ仕方がないのかもしれません。