ワンドの5に描かれているのは、5人の人物が手に棒を持って争っている場面です。 何について争っているのか、誰が誰と争っているのかは判然としません。 大切なものをかけた争いかもしれないし、不毛な争いで消耗しているようにも見えます。
ワンドの5は、争いや葛藤を象徴しています。 ライバルとの競争で切磋琢磨することはお互いの成長につながる側面がありますが、 ただ争っているだけではお互いに消耗するばかりでしょう。
ワンドの5の正位置が出た場合には、何らかの争いや葛藤を経験する暗示と受け取ります。 ライバルとのポジティブな競争かもしれないし、望まない争いに巻き込まれるのかもしれません。 あるいは、自分自身のなかに葛藤を抱え込んで思い悩むかもしれません。
ワンドの5の逆位置が出た場合には、不毛な争いで消耗する暗示と受け取ります。 何のために争っているのか、誰と戦っているのか分からなくなってしまうこともありそうです。 この状態になれば、お互いに消耗するばかりで誰も得をしないでしょう。